髪への負担が少ないお湯の温度とは?
福岡 博多 天神のサロンEME hair brandsです♪
美容に興味がある方は、髪にも気を使ってらっしゃると思います。
いいシャンプーを使って、アウトバストリートメントや日頃のケアを怠らない。
ですが、髪を洗う時。「お湯の温度」を気にしたことは、ありますか?
実は、健やかな髪に導き育てる、最適なお湯の温度があります。
トラブルだって温度を変えてしまえば、改善に向かう可能性すらあるんです。上手くいけば、コストパフォーマンスに苦しむお悩みだって解決できるかも?
そんな今回は、皆さんが意外と知らない最適なお湯の温度と、その理由についてお伝えします。
髪に一番良い温度は、「38℃」!
先に答えを言うと、シャンプーやリンスを洗い流したりなど、髪に触れるお湯の温度は「38℃」がベストです。冬など少し肌寒い場合には、37~39℃までなら許容範囲になります。
理由は諸説ありますが、今回は大分して3つ、お伝えします。
38℃が最適な温度である理由
①低すぎても、汚れが落ちないから
38℃、思ったより高くない!と驚いた方も多いのでは?
だったらいっそ、水に近い温度で髪に刺激を与えないようにすれば……そう考えていらっしゃる方、ストップです。
実は、人間の平均体温(36℃〜36.5℃位を目安に)を下回ると、皮脂を始めとした汚れは格段に落ちにくくなります。
特に、皮脂は上記の体温で初めて溶けだすからです。
しかも、頭はデリケートな頭皮を守るために他の部位より皮脂が多く、ちょっと間違えればべたつきがち。
その為、下手に温度を低く保って洗っても汚れは取れず、意味がありません。
②高すぎても、皮脂の取りすぎで頭皮トラブルに!
では、耐えうる限りの高温にして、汚れを根こそぎ取ろう!なんてことも思いつきますよね。しかし、これもいけません。
確かに前述の通り、例えば40度以上の高温で洗ってしまえば、皮脂はどんどん溶けて流すことが可能です。
ですがそもそも皮脂には、頭皮を乾燥など様々なダメージから守る効果があります。その為、一定量は保っておくように、皮脂は分泌される仕組みです。
高温で流してしまうと、必要量の皮脂すら流してしまい、頭皮が「皮脂が足りない!」と危険信号を出し、過剰に皮脂分泌を促すのです。
すると頭皮は常にべたべた、行きどころのない皮脂が毛穴につまり、ヘアダメージの一因に。
頭皮が脂性肌かも…?と疑っている方は、寧ろ高温による乾燥が進んでいる可能性も考えてみましょう。
③高すぎると、カラーの色持ちが悪くなる
高温がNGな理由はもう一つ。
髪のキューティクルは非常にデリケート且つ、高温に弱いのです。
高温のお湯だけでなく、風に晒されるだけでもキューティクルが剥がれ、髪が傷んでしまう一因になってしまいます。
特にカラーリング後の髪は、元々キューティクルにダメージが残っているもの。そこに追い討ちのように高温のお湯をかけると、さらにキューティクルは壊れ、遂には折角のカラーを落としてしまうのです。
アッシュ系のカラーだとその傾向はより顕著。美容院に通う回数が多くなり、その度カラーリングをすれば又髪は痛む。悪影響のサイクルが始まってしまいますね。
「38℃」で、髪を守る。
いかがでしたか?
多くの人が見落としやすい、髪に触れるお湯の温度。
高級・高品質成分のヘアケアアイテムに気を配るのも勿論大切ですが、まずは基本を制することが、トラブル知らずの健やかな髪には必須です。
適切な38℃で優しくケアをして、今よりもっと素敵な髪を手に入れてみて下さい。
正しいお湯の温度を知ったら、髪の洗い方も知りたい!そんな方は、お気軽にEMEスタッフまでご相談くださいね♪
シマズヨシノブ